2012年10月30日

日本野球連盟の公式記録完全マニュアル

 私が野球のスコアのつけ方を覚えたのは二十数年前。都内の某区軟式野球連盟に所属する会社の草野球チームにいた頃でした。市販の解説本を読んで試合で実践して覚えるという、しごくまっとうな習得の仕方だったと思います。本は複数のものを参考にしましたが、本によって使っている記号は違うし、記入の仕方も様々です。歴史的にも早稲田式と慶応式があるとか、高校野球の全国大会でも春の選抜と夏の選手権では公式記録で使う記号が違うとか(主催が毎日新聞と朝日新聞で違うから)、いろんな話があって、まあそういうものなんだろうと思っていました。なので、自分で一番しっくりくる記号を使い、自分流のスコアのつけ方を作り上げたわけです。

 カルチャーショックを受けたのは12年ほど前。長女が小学3年でソフトボールを始めた時でした。競技者必携に「統一記号」と称して記号の一覧が載っているのです。専用のスコアブックにも、巻頭か巻末にやはり「統一記号」の一覧が載っています。国内のソフトボールの組織は日本ソフトボール協会に一本化されていて、すべての団体がその傘下にある。というのが野球との決定的な違いで、その違いがこういうところにも表れているのだという事を知り、なるほど!と納得すると同時に、野球もせめてスコアのつけ方くらい統一できないものかと思ったりもしました。

 今年の3月に「日本野球連盟の公式記録完全マニュアル」という本がベースボールマガジン社から出ました。編集は日本野球連盟です。日本野球連盟が公式記録で使用する記号や記入方法が解説してある本ですから、これを踏襲する事には大きな意味があると思います。もちろん、日本ソフトボール協会のような唯一無二の組織ではなく、プロ野球(NPB)も日本学生野球協会も全日本軟式野球連盟も別の組織で横並びですから、この本に載っている事が絶対的なものというわけではありませんが、それでもある組織で統一されたものが市販されるというのは大事な事だと思います。2006年に公認野球規則が市販化されたのに匹敵する出来事ではないかと思っています。

 最近、この本に従ってスコアを付けながら高校野球の試合を見る事があります。今まで私が使っていた記号やつけ方とは異なる部分も多いので苦労しますが、苦労してでもこれを覚える価値は十分あると思っています。1200円+税。これからスコアのつけ方を覚えようとか、何か解説本を買おうとか思っている方にはオススメです。
posted by kudakeishi at 23:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 野球雑感
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